【天皇賞・春】皐月賞馬復活!?ディーマジェスティがV候補

[ 2017年4月25日 05:30 ]

V候補に推されたディーマジェスティ
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 天皇賞・春過去10年のデータを分析した結果、ディーマジェスティがV候補に浮上。昨年の皐月賞馬が2強対決にもの申す。

 (1)性齢 7歳以上の高齢馬と牝馬は苦戦傾向がはっきり。3000メートル超で連続好走のラブラドライトは8歳。狙えてもヒモ穴まで。

 (2)前走 春の天皇賞といえば、王道3レース(阪神大賞典、大阪杯、日経賞)からの臨戦が必須条件。連対が理想だが、勝ち馬から0秒5差以内の敗戦は許容範囲だ。唯一、大敗から巻き返した12年ビートブラックは菊花賞3着の実績があったので、例外項目を設けて万全を期す。

 (3)4歳 年齢別の精査も必要。4歳で勝った4頭は「3勝・オープン2勝・G1連対」という条件を全て満たしていた。レインボーラインはオープン1勝でしかもマイル戦。シャケトラはG1初挑戦。やはり実績面でマイナスだ。

 (4)6歳 3勝と健闘している6歳馬だが、3頭は「直近1年以内に重賞連対2度以上」の条件をクリア。衰えがないことを成績で示していた。アドマイヤデウスは2着1回のみで見劣る。

 (5)ジンクスその1 前年に1番人気で敗退した馬が翌年に再挑戦したケースは62年から11連敗中。ゴールドアクターには高いハードルだ。好相性の阪神大賞典組も2着馬に限ると優勝馬は出ていない。

 (6)ジンクスその2 過去10年1番人気の連対なし…。「人気馬を疑え」が近年の春天のテーマ。ここ10年、2連勝以上で臨んだ馬は7頭いて、うち4頭が1番人気に支持されながら全て敗戦。4連勝中のサトノダイヤモンド危うし!?一方、勝った10頭は全て、直近1年以内に4着以下の敗戦を経験していた。これは過去に連覇したメジロマックイーン、テイエムオペラオーにも当てはまる。昨年V以後、1度も3着以内を外していないキタサンブラックには嫌なデータだ。

 結論 残ったのはディーマジェスティ。前走がいかにも前哨戦らしい負け方。“東の盾男”蛯名の手綱で皐月賞馬の復活に期待する。

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2017年4月25日のニュース