【大阪杯】若さでアタック!“強い4歳”ヴァンドールがV候補

[ 2017年3月28日 05:30 ]

前走・金鯱賞で2着だったロードヴァンドール
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 今年からG1に昇格した大阪杯。施行時期は昨年までと変わっていないため、今回も普段通りに過去10年のデータを徹底チェック。すると意外な惑星候補が浮上した!!

 (1)前走成績 まず、前走G1を使った馬は着順は気にしなくて良い。07年メイショウサムソン(有馬記念5着)、14年キズナ(凱旋門賞4着)、15年ラキシス(有馬記念6着)と着外から巻き返した。問題は前走で「G1を使ってない馬」たち。過去10年の優勝馬では5頭が該当するが、全て3着以内に好走している。大阪杯を勝つ馬はG1以外で凡走してはいけない。昨年の大阪杯優勝馬アンビシャスは中山記念4着で微妙なところ。G1善戦マンのステファノスも金鯱賞6着で残念。

 (2)年齢 過去10年では4歳が6勝(2着3回)、5歳が3勝(同4回)、6歳が1勝(同2回)。6歳で優勝したのは10年テイエムアンコールのみ。6歳以上は「馬券的には2着か3着まで」が正解か。中山記念2着のサクラアンプルール、復活ムードのスズカデヴィアスは既に6歳。ヤング相手では厳しい。

 (3)阪神実績 優勝馬10頭中、実に9頭が「阪神芝で白星」があった。唯一阪神で勝ち星がなかった11年優勝ヒルノダムールは2着2回(若葉S、鳴尾記念)があった。阪神で白星が望ましいものの今年は“阪神好き”が全然おらず。昨年のダービー馬マカヒキは関西馬なのに阪神未経験。さらに金鯱賞1着ヤマカツエースは阪神芝は4戦全て4着以下と大の鬼門。昨年の年度代表馬キタサンブラックも阪神では2着(昨年の大阪杯)が最高。とても自信を持っては推せず。

 結論 そして、残ったのは!?なんと、前走・金鯱賞2着のロードヴァンドールだけ。“渋すぎる”推奨馬だが大阪杯に強い4歳。阪神芝でもV実績。距離不足だった2走前の小倉大賞典(4着)以外は凄く安定している。若さでアタック!!春にふさわしい惑星だ。

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2017年3月28日のニュース