鳴門ボートに爆破予告…5R以降中止で27日に順延

[ 2017年3月27日 05:30 ]

鳴門ボート中止のお知らせが表示されたモニター
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 徳島県鳴門市の鳴門ボートに26日、爆破予告があり5R以降のレースが中止となった。鳴門ボートによれば、26日午後0時すぎ、中年男性の声で「場内に爆弾を仕掛けた。午後2時ごろに爆破する」と電話があった。これを受け、安全のため5R以降の中止を決定。午後0時52分に中止を伝える場内放送を行い、予告のあった午後2時までに職員を含め全員が施設から退去した。来場者1185人に大きな混乱はなかった。徳島県警鳴門署によれば爆発はなく、爆発につながる危険物も発見されていない。

 鳴門ボートが爆破予告を受けて開催を中止したのは初めて。ボートレースでは、今月12日に香川県丸亀市のまるがめボート「オールレディース」で爆破予告による開催中止があったばかり。鳴門では女子レーサーのみで行われる「ヴィーナスシリーズ」が行われており、26日が開催最終日。第12Rでは優勝戦が予定されていた。まるがめの件とは「四国のボートレース場」「騒動が日曜日」「女子だけのレース」という点で共通している。なお、優勝戦は1日順延となり、27日に行われる。鳴門署は威力業務妨害容疑で捜査するとともに、関連を調べる。

 鳴門市の担当者は「このような事態での中止は残念であり、かつ遺憾。ボートレース業界全体で対応していかなければならない事件と考える」とコメントした。

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2017年3月27日のニュース