【ドバイシーマC】サウンズオブアース6着…藤岡師「馬場かな」

[ 2017年3月26日 05:30 ]

 G1・ドバイシーマクラシック(芝2410メートル)に挑んだサウンズオブアース(牡6=藤岡)は6着。悲願のG1制覇は持ち越しとなった。

 G1・2着3回。“無冠の最強馬”の称号を返上すべく海外遠征を敢行したサウンズオブアースだったが、その夢は無残にも打ち砕かれた。中団のポジションから直線に懸けたが、勝者ジャックホブスとの差は開くばかり。7頭立ての6着に沈んだ。初コンビのルメールが「いいポジションは取れたけどコースが軟らかすぎた。この馬には合っていなかった」と悔しそうな表情を浮かべれば、「送り出すまではいいコンディションだったけど追ってからが伸びなかった。馬場かな…」と藤岡師。メイダンでは珍しい雨が降り続いたこの日。痛恨の不運に顔をしかめた。

 それでも収穫のある初海外挑戦だった。ドバイに渡る直前、日本で使っている牧草が持ち込み禁止になり、急きょ現地調達するアクシデントに見舞われた。牧草は競走馬にとっての主食。口に合わずカイバ食いが落ちれば、思い通りの調整はできなくなる。気をもんだ陣営だったが、サウンズは到着後も、しっかりとカイバを食べて適応してみせた。今後については「距離的に適当なレースがないので休ませます」と師。異国の地での経験を力に変えて、次こそ国内G1タイトル獲りを目指す。

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2017年3月26日のニュース