せめて重賞を1つでも勝てれば、種牡馬としての需要はあるはずなのだが…

[ 2017年3月26日 16:24 ]

 【馬券顛末記】天気の読みが甘かった。土曜の競馬を見て、高松宮記念は1分7秒台前半の決着を予想したが、日曜の中京は午前中から雨。これでは本命に推したフィエロはちょっと苦しい。スタートから行き脚が付かなかったのも、1200の距離よりも馬場の影響ではなかったか。このあたりはレース後の内田騎手のコメントが気になるところだ。最後はいい脚を使っているだけに、もう少しいい位置で運べていれば…という悔しさが残る。

 しかし、それにしてもフィエロは運がない。父ディープインパクト、母の全兄に歴史的名馬ロックオブジブラルタルがいる世界的な良血。G1とは言わない。せめて重賞を1つでも勝てれば、種牡馬としての需要はあるはずなのだが…。現時点でも種牡馬になれる可能性はあるが、重賞未勝利ではいい繁殖牝馬が集まらない。もう8歳。残されたチャンスは多くないが、何とか1つでもタイトルを、と強く願う。(岡崎 淳@阪神競馬場) 

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2017年3月26日のニュース