【ドバイワールドC】弟に先着!アウォーディーが見せた兄の威厳

[ 2017年3月23日 05:30 ]

弟のラニ(左)と併せて追い切り、力強い脚さばきを見せるアウォーディー(撮影・岡田修平)
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 17年の海外馬券発売第1弾となる「ドバイ国際競走」(25日、メイダン)に出走する日本馬10頭の追い切りが22日、メイダン競馬場で行われた。ドバイワールドカップに臨む松永幹厩舎のアウォーディーと、ラニは兄弟で併せ馬を行い、実戦さながらの迫力ある稽古を消化した。堅実な兄と勝負強い弟が“タッグ”を組み、世界最強と目される米国馬アロゲート撃破に挑む。同日午後には枠順抽選が行われ、アウォーディーは7番、ラニは4番に決まった。また、日本馬の出走する5つのレースでも枠順が確定した。 ドバイワールドC

 兄の背を追うように弟が猛追。実戦さながらの迫力ある稽古を消化した。松永幹厩舎はドバイワールドカップにアウォーディーとラニの2頭出し。21日に引き続き、この日のダート最終追いも2頭で併せ馬を行った。

 武豊を背にした兄アウォーディーがリード役となり、その外を弟ラニが5馬身ほど離れて追走する。馬なりの兄に対して、弟は気合を付けられ目いっぱいの走り。涼しい顔の兄を弟がコーナー手前でようやく捉えると、直線は馬体を並べての追い比べ。最後は手応えで勝る兄が馬なりで、弟を2馬身差引き離してゴール板に飛び込んだ。兄は6F77秒4〜1F11秒8、弟は6F75秒6〜1F12秒2。“兄の威厳”を示したアウォーディーの武豊は満足そうに振り返った。

 「今年初めて乗ったが、動きは良かった。自分から走るタイプではないが、今朝は馬自身が走りたがっていた感じ。上手に走っていたし、ドバイのダートは合わないことはないと思う」

 日本での実績は兄の方が上。だが情報の少ない現地では、海外初挑戦の兄よりも、昨年のUAEダービー馬の弟の方が知名度が高い。松永幹師は「(現地の)裁決委員の人に会ったけど“全然似てないね”って言われた。性格も違いますしね」。

 弟は前哨戦6着後は、現地で調整。「前走は日本で調整して、思った以上に体に余裕があった。日本の軽いダートコースでは負荷がかからなかったのかも。今回はしっかりと乗り込んでいるので」とトレーナー。器用で堅実な兄と、暴れん坊で勝負強い弟――。「前でアウォーディーがアロゲートのしっぽをつかんで、それをラニが一発差し切りたいですね」。兄弟の個性を発揮すれば、世界最強馬撃破は夢物語ではない。

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