【ドバイWC】アロゲート撃破へ、アウォーディー&ラニ“兄弟タッグ”

[ 2017年3月22日 20:46 ]

 「ドバイ国際競走」(25日、メイダン)に出走する日本馬10頭の追い切りが22日、メイダン競馬場で行われた。ドバイワールドカップに臨む松永幹厩舎のアウォーディーと、ラニは兄弟で併せ馬を行い、実戦さながらの迫力ある稽古を消化した。堅実な兄と勝負強い弟が“タッグ”を組み、世界最強と目される米国馬アロゲート撃破に挑む。同日午後には枠順抽選が行われ、アウォーディーは7番、ラニは4番に決まった。

 兄の背を追うように弟が猛追。実戦さながらの迫力ある稽古を消化した。松永幹厩舎はドバイワールドカップにアウォーディー(牡7)とラニ(牡4)の2頭出し。21日に引き続き、この日のダート最終追いも2頭で併せ馬を行った。

 武豊を背にした兄アウォーディーがリード役となり、その外を弟ラニが5馬身ほど離れて追走する。馬なりの兄に対して、弟は気合いを付けられ目一杯の走り。涼しい兄を弟がコーナー手前でようやく捕らえると、直線は馬体を並べての追い比べ。最後は手応えで勝る兄が馬なりで、弟を2馬身差引き離してゴール板に飛び込んだ。兄は6F77秒4〜11秒8、弟は6F75秒6〜12秒2。アウォーディーの武豊は「今年初めて乗ったが、動きは良かった。自分から走るタイプではないが、今朝は馬自身が走りたがっていた感じ。上手に走っていたし、ドバイのダートは合わないことはないと思う」と好感触で振り返った。

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2017年3月22日のニュース