【スプリングS】ミスターX 百日草特別の内容濃いライアーズ

[ 2017年3月19日 05:30 ]

 中山11R・スプリングSはアウトライアーズだ。2走前・百日草特別の内容を考えれば、ここでも十分に足りる。同レースは1着アドマイヤミヤビ、2着カデナが共に次戦の重賞をV(ミヤビはクイーンC、カデナは京都2歳S→弥生賞)。ミヤビとわずか0秒1差だったライアーズにも重賞獲りの資格がある。

 未勝利戦、前走・ひいらぎ賞と中山は2戦2勝。その2レースが2000メートル、1600メートルなら今回初めて経験する1800メートルにも不安はない。中間はビッシリ乗り込まれ、気配は絶好。課題とされる折り合い面での前進も見られている。ここは是が非でも皐月賞のキップを獲得したい一戦で、陣営の入念な仕上げは完了。中山巧者の田辺の手綱で堂々とクラシック初戦へ駒を進める。馬単(8)から(5)(6)(9)(10)(11)へ。

 阪神11R・阪神大賞典は、昨年の覇者シュヴァルグランに懸けたい。確かに断然人気のサトノダイヤモンドには前走・有馬記念(6着)で決定的な差をつけられたが、休み明けならつけいる隙はないか。シュヴァルは11週以上休んだ後のレースで連対を外したことはない鉄砲巧者(15年500万下2着、16年アルゼンチン共和国杯1着)。ダイヤモンドも10週以上の休み明けで皐月賞3着→神戸新聞杯1着なら問題ないように見えるが、ミッキーロケットに差されそうになった神戸新聞杯を見る限り、いつもよりパフォーマンスが落ちる可能性は高い。

 シュヴァルは阪神コースを通算【3・1・1・2】の好成績。昨年のここでは、早め進出から完勝する強いレースを見せつけた。ダイヤモンドの春の大目標は次戦の天皇賞・春。そこで勝てるかは疑問だが、自分の庭で行われる叩き台ならその目は残っている。馬単(3)―(9)一点勝負。

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2017年3月19日のニュース