【高松・ウィナーズC】“二刀流”河端、力付けて「一撃狙う」

[ 2017年3月17日 05:30 ]

調整をする河端朋之
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 競輪と自転車競技の両立は決して楽ではない。走路が違うのはもちろん、自転車自体も全く別物だ。それでも挑戦を止めることはない。河端は今年も2月南米コロンビアでのW杯に日本代表選手として遠征した。

 「ゴール後に落車。続けて米国に行く予定だったが、そのまま帰国した。ケガは2針縫った程度で大丈夫だった」

 苦労も多いがそれ以上に得るものも大きい。スピードには定評があったが、自転車競技によってさらに磨かれた。競輪でもトップクラスに迫る力を付けている。

 それを証明したのが直前の大垣記念だった。2、8着で迎えた準決勝。打鐘4角からカマシて快勝。SSの稲垣に先着する活躍だった。「2カ月間、競輪の自転車に乗っていなかった。ようやく体になじんできた」。決勝こそ8着に終わったが、手応えをつかんだ4日間だった。

 今回へ向けてはナショナルチームの練習地である伊豆で、チームのコーチの下、しっかりと練習を積んできた。前回よりもさらにスピードアップが見込めそうだ。迎える10Rでは先輩の岩津を後ろにしての走りになる。

 「なかなか一緒になる機会がないので、しっかりと自分の持ち味を出したい。器用なレースはできないのでスピードを生かした走りで一撃を狙います」

 強烈ダッシュで他ラインを封じ、岩津とワンツーだ。

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2017年3月17日のニュース