【スプリングS】アレス春始動戦へ万全 ライバル驚くトモの厚み

[ 2017年3月17日 05:30 ]

3頭併せで追い切るサトノアレス(手前)
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 皐月賞トライアル「第66回スプリングS」(19日、中山)の追い切りが16日、美浦トレセンで行われ、昨年の朝日杯FS優勝馬サトノアレスがパワフルな走りを披露。春始動戦に万全の態勢を整えた。歴代2人目のJRA重賞通算100勝にあと1と迫った藤沢和雄師(65)も仕上がりに太鼓判を押した。 スプリングS

 朝日杯FS優勝から3カ月、その変貌ぶりはライバル陣営のつぶやきが如実に示している。「物凄いトモ(後肢)になっているな」。「トモのなかでも特に凄いのは内側の筋肉だ」。馬場入りする黒鹿毛に視線を送りながら、スプリングS出走馬のトレーナーらが口々に賛辞を贈る。

 サトノアレスはそんな分厚いトモの筋肉を伸縮させてトップスピードに入った。Wコースでの最終追い。8馬身先行したダノンゴールド(8歳障害オープン)、6馬身先行のシャドウチェイサー(5歳1600万)に内からすさまじい脚取りで差を詰める。トモのパワーを推進力に替えるのはディープインパクト産駒らしからぬ、こぶしのように頑強な関節。鞍上・上野(レースは戸崎)の手綱が多少動いたが、最後まで余力残しで併入に持ち込んだ。

 「(降雨で)馬場が重くなった分、モタモタしていたが、乗り込みも十分だし、すこぶる順調」と笑顔で切りだした藤沢和師。「体つきにも迫力が出てきたよね。うらやましくなるほどよく食べるんだ。休養を挟んで10キロは大きくなった」と続けた。

 食は健康の源。「放っておくと、ソウルスターリングの分まで食べちゃう」(同師)。こんなジョークも笑えないほど健啖(たん)ぶりを発揮し昨年9月の未勝利勝ちで490キロだった体重はベゴニア賞496キロ、朝日杯FS500キロと増やしながら3連勝。休養を挟んでさらに10キロ増…。だが、その体に太め感はない。2月2日の美浦帰厩から休まず乗り込み、追い切りも7本。ソウルの分まで食べたカイバはライバル陣営を驚かせるほどトモに厚みを加えた。

 変貌を遂げたサトノアレスが目指すのは皐月賞、ダービーのクラシックか、あるいはNHKマイルCか…。師は回答を保留した。朝日杯FSから1F延びる始動戦は師の通算重賞100勝とともに2歳王者の春を見定める一戦。ただし、手応えはある。「打倒レイデオロだ」。笑いのオブラートに包みながら皐月賞に直行するもう1頭の有力候補の名を挙げた。

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