【阪神大賞典】シュヴァル連覇へ!坂路4F52秒8で満点仕上げ

[ 2017年3月16日 05:30 ]

坂路を力強く駆け上がるシュヴァルグラン
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 違和感。阪神大賞典連覇を狙うシュヴァルグランが坂路を駆け上がってきたからだ。これまで同馬の最終追い切りはCWコースが常。今回は超久々に坂路調教に切り替えられた。これが意図するものは?友道師が説明する。

 「今回は調整パターンを替えた。去年までは馬場でもそんなに動く方ではなかったけど今年に入ってから動くようになっている。先週もジョッキーが乗って、いい時計が出た。それで今朝は坂路でサッと」

 これこそが本格化の証。2週前は僚馬ポポカテペトル(先週のゆきやなぎ賞快勝)とCWコースで長めから併せ7F97秒3。福永が騎乗した先週は6F82秒0〜1F12秒1と豪快な動きを披露した。軽めを強調した坂路の最終調整は4F52秒8の時計で若葉S出走のインヴィクタに悠々2馬身の先着。「体もシェイプアップ」と指揮官は誇らしげ。坂路での調整は“満点仕上げ”の証明なのだ。

 有馬記念で完敗を喫したサトノダイヤモンドが相手だが、簡単には引き下がらない。「1頭強い馬はいるが、長距離なら付け入る隙がないか」と友道師。真っ向勝負で連覇を視野に入れている。

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2017年3月16日のニュース