【阪神大賞典】先輩歩んだ“オルフェローテ”へ…ダイヤモンド始動

[ 2017年3月14日 05:30 ]

始動戦を迎えるグランプリホースのサトノダイヤモンド
Photo By スポニチ

 日曜阪神メイン「第65回阪神大賞典」(1着に天皇賞・春の優先出走権)には、暮れの有馬記念を制したG1・2勝馬のサトノダイヤモンドがスタンバイ。

 昨年の最優秀3歳牡馬にとっては勝負の一年が始まる。今年は秋の仏G1「凱旋門賞」(10月1日、シャンティイ)が最大目標。春は阪神大賞典から天皇賞・春(4月30日、京都)に挑む。同じ4歳で世界最高峰の一戦に挑んだ、厩舎の先輩オルフェーヴルと同じローテを歩むことになる。

 グランプリの後は、ノーザンファームしがらきに放牧。英気を養いながら、体は大きく成長した。馬体重は530キロ(前走は502キロ)まで増え、先月21日に帰厩。その成長ぶりに中沢助手も目を細める。

 「全体的に(筋肉が)ついて大きくなり、少しパワーアップしたかな。プラス体重で出せると思う」

 ここ2週の追い切りはCWコースでラスト1F11秒4、11秒3と“最高級”の瞬発力で僚馬を圧倒。同助手は「しまいもしっかり動けていたし、良くなっていると感じた」と口にする。

 始動戦の舞台となる3000メートル戦は菊花賞で攻略済み。ダイヤモンドが日本のホースマンの夢に向かって、ここから始動する。

続きを表示

2017年3月14日のニュース