来年京都でJBC開催!11月に交流G1の3競走組み入れ

[ 2017年3月7日 05:30 ]

 全国公営競馬主催者協議会など地方競馬団体は6日、東京都港区のJRA六本木事務所でJRAと合同会見を行い、来年のJBC競走を11月上旬に京都競馬場で行うと発表した。ダートの交流G13レースで構成される地方競馬の祭典を来年1年限定でJRA競馬場で開催し、中央競馬のファン層を取り込みたい考え。地方のビッグレースをJRAで開催するのは、東日本大震災復興競馬として東京競馬場で実施した11年の岩手・南部杯以来となる。

 01年の創設以来、各地方競馬場の持ち回りで開かれてきたJBC競走がJRA主催レースとして行われる。開催の詳細は今秋に発表されるが、11月3日か4日の京都開催日にJBC3競走を組み入れる形で実施する見通し。法令で1日12レースと上限が定められているため、通常の競走を9レースにとどめ、JBC3競走と合わせて12レース制で行うとみられる。JBCクラシックは主にダート2000メートル戦開催だが、京都競馬場に同距離の競走がないため1900メートルか1800メートル戦として、JBCスプリントは1200メートル戦、レディスクラシックは1800メートル戦として組まれる。

 昨年、川崎競馬場で開催した同競走の売り上げは48億7402万2850円にとどまり対前年比100・5%とほぼ横ばい。全国公営競馬主催者協議会・森彪(たけし)常任理事は「訴求力の高いJRAで実施することで起爆剤にしたい。より多くの競馬ファンに参加していただきたい」と語った。

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2017年3月7日のニュース