ムーア危機一髪…ラニ 絡まれた放馬“一蹴”で事なきを得る

[ 2017年2月16日 05:30 ]

ラニ(右)の後ろ蹴りをまとも食らった放馬はグラリと体勢を崩す
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 ライアン・ムーア(33=英国)が15日、ドバイ遠征を1週間後に控えているラニ(牡4=松永幹)の追い切りに騎乗するため栗東トレセンを訪れた。

 オーナーの前田幸治氏にあいさつしたムーアは、武豊から特徴を聞いてラニにまたがったが、E(ダート)コース入りするや放馬した馬に数分間も絡まれるアクシデント。同馬は昨年の米国3冠挑戦時に現地メディアから“ゴジラ”と異名をつけられるほど気性が激しく息をのむ場面だったが、事なきを得た。

 追い切りでは集中して走り、直線豪快なアクションで疾走した。ムーアは「ヒヤリとしたけど動きは良かった。レースでしっかり走ってくれれば」と語り、ドバイワールドカップの前哨戦となるマクトゥームチャレンジラウンド3(3月4日、メイダン)での騎乗を楽しみにしていた。

 ラニは同レースで結果を出せば、ドバイワールドカップ選出の可能性がある。

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