【フェブラリーS】サウンドトゥルー100点!体の全てが砂仕様

[ 2017年2月15日 05:30 ]

サウンドトゥルー
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 砂仕様の前駆と芝仕様の後駆を持つノンコノユメとは対照的に、サウンドトゥルーは体の全てが砂一色。ダートは肩で走るといいますが、その肩が非常に発達し、岩のように隆起している。実際の馬体重は470キロ前後でも、500キロ以上あるように映る豊富な骨量と筋肉量。飛節、膝とも大きくて立派。四肢の腱もしっかり浮き立っているので深い砂を蹴り上げても耐えられる。立ち気味のつなぎも明らかに砂仕様です。“サンド”トゥルー(砂の真実)と改名しても異論は出ないでしょう(馬名変更はできませんが)。

 JRA・G1初優勝を飾った昨年のチャンピオンズCと比べても遜色ない馬体。トモの張りは昨秋さえ上回っている。凜(りん)とした立ち姿からは充実した気分が伝わってきます。穏やかな目は前方の一点を見つめ、その視線の先へ両耳を真っすぐに向けている。ハミのくわえ方には適度な緊張感と余裕が感じられます。

 初めてチャンピオンズCに出走したのは一昨年の5歳時(3着)。当時の写真を見直すと、ハミをしっかりくわえていない。引き手の鎖を口の中に入れて遊んでいましたが、昨年からきちっとハミを受けて立つようになりました。やんちゃな少年時代を卒業した大人の立ち姿です。

 唯一気になるのは蹄のバランスの悪さでしょうか。右前に比べて左前の蹄が立っています。芝を走るにはつらいバランスですが、ダートなら問題ありません。胸前から蹄の先に至るまで“サンド”トゥルーです。

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