【クイーンC】ミヤビ3連勝!重賞初Vで桜戦線に名乗り

[ 2017年2月12日 05:30 ]

<クイーンC>(11)アエロリット(奥、2着)との競り合いを制した(15)アドマイヤミヤビ
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 3歳牝馬重賞「第52回クイーンC」が11日、東京競馬場で行われ、1番人気アドマイヤミヤビが3連勝で重賞初V。直行予定の桜花賞(4月9日、阪神)へ確かな道筋を示した。ルメールは昨年のメジャーエンブレムに続く連覇となった。

 友道師にとって12年ヴィルシーナ以来のクイーンC制覇。引き揚げてくる愛馬の姿をかつての看板娘とダブらせた。「血統は違うんだけど普段おとなしいところが凄くヴィルシーナに似ている。この子は競馬でも落ち着いているけどね」。

 残り400メートル。人気を分けた東のエース格フローレスマジックと同じタイミングで入るムチ。単純な能力比べの様相となったが、ライバルを0秒5上回る33秒6(上がり3F)の末脚で一気にゴールを駆け抜けた。ルメールは「いい瞬発力だった。1600メートルはちょっと心配していたけど桜花賞でもチャンスある」と笑顔をはじけさせた。

 素質馬の宝庫・友道厩舎でもその能力は抜きんでていた。調教では厩舎の大将格マカヒキと併せ、「同じくらい動けるからね。やり過ぎないように1週前からは避けていた」と師。今日の京都記念で復帰戦を迎えるマカヒキに最高の形でバトンを渡す。

 指揮官は「桜花賞よりオークス、秋華賞というタイプ」としながらも「次を考えてマイルを使った。使ったことで次は反応が良くなると思う」と先を見据える。牝馬3冠全てで2着に泣いたヴィルシーナ。先輩の借りはきっちり返すつもりだ。

 ◆アドマイヤミヤビ 父ハーツクライ 母レディスキッパー(母の父クロフネ)牝3歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・近藤利一氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績4戦3勝 総獲得賞金5364万円。

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