【共同通信杯】ミスターX 器は“本物”エアウィンザーに◎

[ 2017年2月12日 05:30 ]

 東京11R・共同通信杯はエアウィンザー。東スポ杯2歳Sの2、3着(スワーヴリチャード、ムーヴザワールド)は強力だが、過去10年の同レースで東スポ杯2歳S組の勝利は1回だけ。ウィンザーには年明けを使われた強みがある。

 前走・福寿草特別は前から粘った勝ち馬を捉えることはできなかったが、メンバー最速の脚(上がり3F34秒4)で2着。プラス10キロの馬体重を考えれば、いい試運転になったはず。昨年のクラシック3戦で存在感を示したエアスピネルを全兄に持つ器は本物。近3年でイスラボニータ、リアルスティール、ディーマジェスティのG1馬を輩出した出世レースを勝って一気に世代の主役候補へ。馬単(5)から(1)(3)(4)(8)へ。

 京都11R・京都記念はサトノクラウンだ。昨年、復活を印象付けた同レース。12月に行われた前走・香港ヴァーズではG14勝のハイランドリールを鬼脚で差し切って16年の最初と最後をVで飾った。リールは凱旋門賞の2着馬。世界トップクラスの能力を有している。

 昨年の京都記念は重馬場を苦にせず快勝。4角付近で早々と先頭に立ちながら、メンバー最速の脚で後続を3馬身突き放した内容は圧巻だった。舞台適性の高さは疑いようがない。人気を集めるマカヒキ同様、海外からの帰国初戦となるが、マカヒキがフランス帰りならクラウンは近場の香港帰り。中間の調整もスムーズだったはずだ。下が渋っても迷いなく買える道悪実績。強力4歳世代を返り討ちだ。馬単(6)から(2)(3)(9)(10)へ。

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2017年2月12日のニュース