【洛陽S】斎藤誠師、トーキングドラムを諦めない「馬はまだ若い」

[ 2017年2月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=9日】雪から変わった冷たい雨に濡れながら斎藤誠厩舎に向かった浜田。どうしても気になる馬がいた。土曜京都メイン洛陽Sに出走するトーキングドラム。関東馬ながら今回で4戦連続の京都参戦。暖かい室内へと迎え入れてくれた斎藤誠師に理由を聞くと「いい条件を探していったら、たまたま京都になっただけ」との答え。やや拍子抜けしたが、続く解説で納得がいった。

 「輸送を全く苦にしないので何度も遠征できるのが強み。元々、京都とは相性が良かったが、走るたびにレースぶりが上手になっている」。前走の新春S勝ちで7歳にして初のオープン入り。3〜5歳時に「ボーンシスト」という骨に空洞が生じる疾患で2年近い休養を経験しており、高齢ながら今回が20戦目だ。「馬主さんとも協力して諦めずやってきたのが良かった。休みが長かったので馬はまだ若い。これからもうひと稼ぎしてもらうつもりです」と師。登録していた先週の東京新聞杯をスキップして再び京都へ。「心配は雪だけ。道悪は反応が良くないので」の言葉が力強く聞こえた。

続きを表示

2017年2月10日のニュース