【浜名湖賞】菊地が満点ターンV!ライバル坪井を打ち破る勝利

[ 2017年2月6日 05:30 ]

G1「浜名湖賞開設63周年記念」を制した菊地孝平
Photo By スポニチ

 ボートレース浜名湖のG1「浜名湖賞開設63周年記念」は5日、最終日12Rで優勝戦が行われ2号艇の菊地孝平(38=静岡)が2コース差しで優勝。2着に重成一人(38=香川)、3着は白井英治(40=山口)。

 「何の反省点もないターンができた」。コンマ05の快ショットで同期同県の良きライバル坪井を差し切り08年以来2度目の地元周年V。「今回は力がついてきた実感がある中で優勝できた。何より僕が一番に尊敬し認めている相手とのマッチレースに勝てたことが自信につながる」。地元SG2Vの坪井を打ち破った価値ある優勝をかみしめた。

 そして菊地の母校、岩手の不来方(こずかた)高校が21世紀枠で春の選抜に選ばれたことも奮起の材料になった。「野球部の先輩として何か言葉を送りたいが活躍している人の言葉の方がより響く。そんな思いもあって勝ちたかった」と、安堵(あんど)の表情も束の間「歴史が浅い学校ですから。自分が中心になって少しでも寄付が集まれば…」と、母校を思いやった。

 「クラシックの権利を得るのは大変なこと。縛りがひとつなくなり余裕が持てる」。この優勝で来年、地元浜名湖で開催されるSGクラシック出場権をゲット。菊地の第一章が軽快に幕を開けた。

 ◆次走 坪井康晴の次走は18日からの津G1東海地区選手権。原田幸哉、井口佳典、平本真之らと優勝を争う。菊地孝平、重成一人の次走は10日からのまるがめ一般戦。烏野賢太、坂口周、平高奈菜らが出場。稲田浩二の次走は10日からの三国G1近畿地区選手権。松井繁、守田俊介、中島孝平ら強豪がそろう。白井英治の次走は9日からの徳山G1中国地区選手権。今村豊、寺田千恵、茅原悠紀らが参戦。瓜生正義の次走は16日からの福岡G1九州地区選手権。岡崎恭裕、峰竜太、篠崎元志らとVを争う。

 ◆寄付 ボートレース浜名湖は浜名湖賞の冠協賛金14万円を静岡県津波対策施設など整備募金に寄付。

続きを表示

2017年2月6日のニュース