【きさらぎ賞】サトノアーサー2着まで 悪条件も地力は証明

[ 2017年2月6日 05:30 ]

 雨の影響で馬場状態は重。時計もかかり、レースの上がりは36秒1。切れ味で勝負するサトノアーサーにとっては、いいコンディションではなかった。川田は「(道悪は)得意ではないと思っていましたが、よく頑張ってくれました」と振り返った。少頭数で長い向正面、隊列はすぐに固まった。アーサーは後方2番手。「勝ち馬の後ろで、スムーズに競馬を進めていきました」。外めに進路を取って4コーナーへ。追いだしにかかったが、前との差はなかなか詰まらなかった。ゴール前で何とか2着確保。それでも道悪の厳しい条件を思えば、地力の証明ともいえる内容だった。

 デビュー2戦目の阪神では上がり32秒7の末脚を繰り出してド肝を抜いた。やはり良馬場でこそのタイプ。川田は「いい経験になりました」と結んだ。2着で賞金は加算できた。自慢の末脚を発揮できる舞台で、次は巻き返しを期す。

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2017年2月6日のニュース