【川崎記念】オールブラッシュ 逃げ切り重賞初制覇、ルメール「完璧」

[ 2017年2月1日 17:11 ]

<第66回川崎記念>レースを制したオールブラッシュ(9番)。鞍上のルメール騎手はゴール後、ガッツポーズ                                        
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 17年最初の交流G1「第66回川崎記念」が1日、川崎競馬場で行われ、5番人気のオールブラッシュ(牡5=村山)が逃げ切り、重賞初Vを飾った。

 好スタートを決めると、楽にハナに立ってレースの主導権を握った。途中で2度、後続のミツバにプレッシャーをかけられるシーンもあったが、鞍上のルメールは慌てずマイペースをキープ。最後の直線は後続をさらに突き放し、外を追い込んできた2着サウンドトゥルーに3馬身差をつけた。

 騎乗したルメールは「返し馬から反応が良かったし、レースも完璧。ゴールまで止まらなかった」と笑顔。村山師は「さすがにG1はどうかと思っていたが、うまくいった。年末のG1チャンピオンズC(中京)を最大目標に、慎重にレースを選んでいきたい」と話した。次走は名古屋大賞典(3月30日)が候補の挙がっている。

 ▼2着サウンドトゥルー(1番人気)大野騎手=スムーズにいいリズムで運べたが(勝ち馬を)ノーマークだったというか…。勝負どころでトモを滑らせていて、イメージよりもうまく上がっていけなかった。

 ▼3着コスモカナディアン(柴田大)いつもより落ち着いていて、具合も今までで一番良かった。力をつけているので今後が楽しみ。

 ▼4着ミツバ(横山典)小回りとパサパサの馬場が合わなかった。走りづらそうだった。

 5着ケイティブレイブ(武豊)道中のペースは良かったがラストが甘くなった。パサパサの馬場で滑るような感じ。いつも掛かって行くのに妙に折り合いがついてしまっていた。

 ▼6着ハッピースプリント(吉原)入れ代わり立ち代わり来られて、ポジションが取れなかった。

 ▼8着バスタータイプ(内田博)左回りは初めてだったし、勝負どころでも自分から動けなかった。初物尽くしでいい経験になった。

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2017年2月1日のニュース