【戸田・開設記念】桐生 初の地元周年記念V「感謝の気持ち」

[ 2017年1月31日 05:30 ]

ボートレース戸田のG1戸田プリムローズ開設60周年記念で優勝した桐生順平(右)。隣は大食いグルメアイドルのもえのあずき
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 ボートレース戸田のG1「戸田プリムローズ開設60周年記念」は30日、最終日12Rで優勝戦が行われ、1号艇の桐生順平(30=埼玉)が優勝した。インを押し切り、G1通算5回目、初の地元周年記念制覇を達成した。2着は2号艇の峰竜太(31=佐賀)、3着は5号艇の今井貴士(32=福岡)。

 ゴールの瞬間、スタンドのファンに一礼した。「感謝の気持ちです。戸田のお客さんは温かいし、支えてくれる」。グランプリ戦士の自分を育ててくれた地元。その“還暦”となる節目の年に、エースの役目を果たした。地元G1優勝は2回目。14年ヤングダービーとはまたひと味違ったようで「辞めるまでには獲りたいと思っていた。最高です!」と喜びをかみしめた。

 今節は1号艇の初日ドリーム戦を快勝。地元周年記念のドリーム戦1号艇の連敗を「3」で止め勢いに乗った。優勝戦は「スタートが届かなかったので行く気で行った」とインからコンマ05の踏み込み。神速ターンで他を寄せ付けず、完璧な逃げを披露した。昨年末、3回目の挑戦でグランプリ優勝戦まで進出。今年は幸先よく優勝賞金900万円を獲得し「住之江に行きたいので積み重ねていきたい」。桐生の17年が動きだした。

 ◇桐生 順平(きりゅう・じゅんぺい)1986年(昭61)10月7日、福島県生まれの30歳。埼玉支部。100期として07年戸田で初出走し6走目で初1着。同期は川野芽唯、青木玄太ら。14年戸田ヤングダービーでG1初優勝。15年尼崎クラシックでSG初優勝。通算成績2163戦613勝。優勝27(SG1、G15)。1メートル62、50キロ。血液型AB。

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2017年1月31日のニュース