【東京新馬戦】強運生かすかキタサンメジャー 半兄は短距離G1馬

[ 2017年1月27日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=26日】出馬投票所の中から厩舎関係者のため息と舌打ちが聞こえてくる。東京開幕週に行われる芝の新馬戦は1レースだけとあって出走希望が殺到。フルゲート16頭に36頭が投票し、20頭が除外の憂き目に。有力候補レッドヴィクター、アパパネの初子モクレレも抽選を突破できず、デビューは次週に持ち越し。その一方で、強運の関係者もいる。

 「わっー、うちのは通った」。思わず驚きの声を上げたのがキタサンメジャー(牝、父ダイワメジャー)を投票した奥村武師だ。ご存じ北島三郎の持ち馬で、09年高松宮記念、スプリンターズSを制したローレルゲレイロの半妹。「フットワークもスピードの乗りもいい。血統から将来は短距離指向になるでしょうが、今のところ気性も穏やか。最初からせかしたくないので1800メートル戦を選びました」と長老記者の梅崎に伝えた。

昨秋には強い調教をかけると馬体がしぼんだためデビューを遅らせ基礎体力を養った。「今は追い切った直後でもシャキっとしている」と同師。サブちゃんの愛馬が強運を生かすか。

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2017年1月27日のニュース