【東海S】和田2週連続重賞獲り挑戦!Vパターンだアスカノロマン

[ 2017年1月19日 05:30 ]

CWコース単走で追い切るアスカノロマン(手前)
Photo By スポニチ

「第34回東海S」組ではアスカノロマンが軽めの調整で仕上がった。前走・チャンピオンズC3着の実績馬が堂々と新勢力を迎え撃つ。

 1週前はヘトヘトになるまでのハードさを求めて最終追い切りはサラリと。これがアスカノロマンの調教パターンだ。川村師は「(レースの)10日前は負荷をかけて、今日は5Fから流した程度。負荷は息をつくるためのもので、直前は闘争心の確認。昨年、(東海Sを)勝った時のパターンだし、今でもそうです」と言う。

 状態に変動の出やすいアスカノロマンには1週前のハードトレ→当週の馬なりが最高の仕上がりとなる調整法。12日に7Fから追った時のラスト1Fは16秒8だから最後はバテて“歩いた”のが分かる。この日はCW単走追い。馬なりとあって5F66秒6〜1F13秒5を軽快なステップを刻んだ。

 昨年、大きく飛躍したアスカノロマンにとってターニングポイントは、紛れもなくこの東海S。初の重賞勝利と同時に快進撃が始まった。「今年はコンスタントに重賞で活躍しないとアカンからね。次はフェブラリーS?そうそう」と師も今年はG1戦線の活躍を公言する。暮れの交流G1東京大賞典を見送ったのは、その後に残る疲労を考慮しての判断だったことを明かし、G1獲りに真正面から向き合った。

 2走前から同馬とコンビを組む和田は17日の代替開催で、日経新春杯をミッキーロケットで勝利しており勢いは一番。「2走前のみやこS(14着)と前走のチャンピオンズC(3着)は歩様が違って別馬みたいだった。前走の状態ならチャンス」と期待を膨らませている。

続きを表示

2017年1月19日のニュース