【住之江・バトルT】松井 貫禄逃走V「運も良かったし100点」

[ 2017年1月16日 05:30 ]

ボートレース住之江のファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントで優勝した松井繁(右)。隣は渡辺直美
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 ボートレース住之江のファン感謝3days「BOATRACEバトルトーナメント」は15日、第12Rで優勝戦が行われ、松井繁(47=大阪)がイン逃げ完勝。優勝賞金100万円を獲得した。

 SGを走る時のピリッとした緊張感は全くない。むしろ楽しんでいるように見えた。1号艇でもリラックスムードの松井。唯一、気になっていた水面も緩やかな追い風。「(全く)気にならなかった」。もはや死角なし。インからコンマ14のトップSを放つと全速で攻めてきた今井、執念で追い上げた峰を難なくあしらった。住之江は俺の庭。余裕のVゴールだった。

 「進入の時から声援が聞こえてきた。そこではちょっと緊張したかな。でも、しっかりSを行けたしソツなく回れた。今節は勝つつもりで来て、(実際に)勝てたし運も良かった。100点です!」。運とは言うまでもなく枠番抽選のこと。GPでは、なかなか引けなかった白い玉を今回は2度も引き当てた。何かコツをつかんだか?

 「うん、そのつもりで練習していたのでね」。これには報道陣も爆笑。松井の周囲には今節、常に笑顔があった。枠番抽選会では普段ではあり得ない、ド派手なガッツポーズも披露。リップサービスも満点で、大会の盛り上げに一役買った。1枠ゲットはボートの神様からのご褒美だろう。

 最後にこう締めくくった。「今年は年男。もう一回頑張ってみたい」。酉(とり)年を駆け抜けた先に見据えるのはグランプリ優勝だ。

 ◆次走 優勝した松井繁、そして平本真之の次走は19日からの下関G1競帝王決定戦。瓜生正義、坪井康晴、菊地孝平、毒島誠、篠崎元志らとV争い。今井美亜、小野生奈は20日からのまるがめヴィーナスシリーズ。長嶋万記、魚谷香織、松本晶恵、平高奈菜、守屋美穂らが参戦。峰竜太は25日からの戸田G1戸田プリムローズへ。太田和美、山崎智也、池田浩二、平山智加、茅原悠紀、桐生順平らがスタンバイ。真庭明志は21日からの尼崎一般戦。前本泰和、白石健、金田諭らとVを争う。

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2017年1月16日のニュース