【日経新春杯・水曜追い】ミッキーロケット完ぺき仕上げ

[ 2017年1月11日 14:21 ]

 研ぎ上がった剣先にさらに磨きをかけた。菊花賞5着からの巻き返しを誓うミッキーロケット。攻め動く4歳オープンのレッドラウダと坂路で併せた1週前追い切りは4F51秒7〜1F12秒3と時計も十分に速かったが、これに満足しない。

 最終追い切りには先週に引き続き和田が騎乗。同じレッドラウダを先行させる形で、ビッシリ馬体を併せて最後はクビ差先着。4F52秒3。ラスト2Fが11秒8→12秒3!! 本来の瞬発力が戻った。

 「先週太かったから、きょうもしっかりやったけど素軽くなってる。内にモタれていたからハミもリングに替えたが、いい感じで走ってた。軽くなってる。やれば良くなる馬だからね」

 鞍上のかすかな不安もこのひと追いで霧消したようだ。昨秋の神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドとクビ差の首位争い。器が違うとの自負がある。

 「神戸新聞杯は出来が良すぎた感じ。それと比べると菊花賞は内にモタれたり掛かったり、しんどいところもあったのかなと。神戸新聞杯ぐらいの出来なら、一線級の馬を相手にしても勝負できると思う」

 和田は力強い。一線級は不在。菊花賞から有馬記念を連勝したライバルを思えば、絶対に“落とせない”17年の始動戦になる。 (オサム)

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2017年1月11日のニュース