【中山金杯】東の初笑いは吉田豊!ツクバアズマオー重賞初制覇

[ 2017年1月6日 05:30 ]

<中山11R・中山金杯>レースを制した(3)ツクバアズマオーと尾形充師(前列左端)。同左から4人目は吉田豊
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 中山メイン「第66回中山金杯」は吉田豊騎乗の1番人気ツクバアズマオーが力強く抜け出し、念願の重賞初Vを飾った。

 コツコツ走り続けて27戦目。1番人気に推された6歳馬ツクバアズマオーがついに重賞タイトルを射止めた。いつも通りに後方から進出し、メンバー最速3F35秒6で一気差し。99年サイレントハンター以来、17年ぶりに中山金杯を制した吉田豊は「人気にもなっていたし、年の最初の大きいレースを勝てて良かった」とまず笑顔。「イメージより後ろになったが、前も結構飛ばしてくれたので。頭数も多くないので外に出しても振られることはないと思った」と愛馬を信じ、末脚勝負に徹し切った。

 管理する尾形充師にとって、金杯は開業2年目の83年(ヨロズハピネス)で平地重賞初制覇を飾った思い出のレース。34年ぶりの美酒に「かなり昔の話だけどね…」と顔をほころばせ、さらに「年齢と共にやんちゃしなくなった。6歳にもなって大人になった」と目を細めた。

 98、99年有馬記念連覇を飾ったグラスワンダーを育て上げた名伯楽も来年2月末で定年引退。前走・ディセンバーSを使う前に「(1週後の)有馬記念を少し考えた」と思案し、思いとどまった。着実にオープン特別からG3へ。69歳大ベテランの戦略が実った。

 調教師生活も残り1年2カ月の指揮官は「(同じ2000メートルの新設G1の)大阪杯?正直、先のことは何も考えていないんです」と本音で切りだした後、柔和に言葉を続けた。「最後の最後に有馬記念を使いたいな…とは思うけど。それも分からない。でも、気持ち良いスタートが切れたね」

 環境になじめない東京はなぜか苦手な半面、中山芝は【5・2・2・4】と大好きな個性派。偉大な先輩を追ってG2からG1へ。年末の同じ中山ではもっとド派手な大仕事を成し遂げているかもしれない。

 ◆ツクバアズマオー 父ステイゴールド 母ニューグランジ(母の父ジャイアンツコーズウェイ)牡6歳 馬主・荻原昭二氏 美浦・尾形充厩舎所属 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績27戦7勝 総獲得賞金1億8544万8000円。

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