【阪神C】シュウジ 重賞2勝目!1F距離延長を見事にクリア

[ 2016年12月25日 05:30 ]

<阪神C>川田騎乗のシュウジ(右)がイスラボニータを差し切って重賞2勝目
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 「第11回阪神C」は先団のインで脚をためたシュウジが、ゴール前で計ったように差し切った。昨年の小倉2歳S以来、1年3カ月ぶりの勝利で2つ目の重賞タイトルをゲット。2着は2番人気のイスラボニータ。1番人気のミッキーアイルは6着に沈んだ。

 出遅れこそ誤算だったシュウジだったが、その後のレース運びは文句なし。内でうまく折り合いを付けると、直線は外めに持ち出されてジワッと加速。内で粘るイスラボニータを、最後の一完歩で捉えた。川田はクールにレースを振り返った。

 「力み過ぎないよう、リズムを取りながら運びました。直線で道をつくると、しっかり動いてくれましたね。こういう競馬ができれば、将来は明るいです」

 戦前は1Fの距離延長が大きな課題とされたが、見事にクリアしてみせた。須貝師は「相手が強かったし、1400も微妙だったけど、強い競馬をしてくれた」と、うれしい誤算に満面の笑みだ。来春の最大目標は高松宮記念(3月26日、中京)。「馬の様子を見ながら、どこかを使って本番へ行くことになるね」とさらなる飛躍への手応えをにじませていた。

 ◆シュウジ 父キンシャサノキセキ 母カストリア(母の父キングマンボ)牡3歳 馬主・安原浩司氏 栗東・須貝厩舎所属 生産者・北海道日高町浜本牧場 戦績11戦4勝 総獲得賞金1億9030万1000円。

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2016年12月25日のニュース