【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】24日阪神11R ロサギガンティア連覇をレース傾向も後押し

[ 2016年12月24日 08:00 ]

 的中自慢が面白くないことは重々承知しているが、土曜の当欄で推奨した阪神11Rスナッチマインドの勝ちっぷりは、ぜひとも称賛しておきたい。騎乗停止から復帰したばかりでレース勘が気になった浜中だが、乗り難しい牝馬を完璧にエスコート。有馬記念で騎乗するミッキークイーンを無印にしたことを、少しだけ後悔するほど鮮やかな手綱さばきだった。馬の方は、これで晴れてオープンクラス入り。重賞でも通用する素質の持ち主で、今後も動向に注目していきたい。

 3日間開催の“中日”も阪神メインが勝負どころ。キンシャサノキセキ(09、10年)、サンカルロ(11、12年)、リアルインパクト(13、14年)と見事に連覇が続いているレース傾向だけが、昨年の優勝馬ロサギガンティアに◎を打った理由ではない。5歳を迎えた今年は4戦未勝利も、安田記念(9着)と毎日王冠(11着)は出遅れてリズムを崩したのが全て。最適距離の京王杯SCは休み明けで小差3着に好走しており、関屋記念も5着ながら0秒3差の接戦。まだまだ戦力ダウンはない。毎日王冠の後は放牧でリフレッシュされ、仕上がりは上々。乗り代わりも勝負強い田辺なら不足は全くなく、今年も“連覇”が継続とみた。

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2016年12月24日のニュース