【細原・騎手で獲る 特別編】18日阪神11R 非凡な瞬発力を武器にレッドアンシェルが怪物娘を斬る

[ 2016年12月18日 08:00 ]

 先週の阪神JFは素質馬が実力通りの力を発揮して堅い決着だった。「今年の2歳牝馬は前評判通りレベルが高かったね。でも牡馬はどうだろう。抜けた馬はいないんじゃない?」。記者も関係者の見解と一致。朝日杯FSは混戦との見立てだ。ここ大本命の怪物娘ミスエルテは、木曜発表の馬体重で前走からマイナス6キロ。中間は馬体を戻すことを重点に置いての調整だった。それに加え前走のファンタジーSはスタートで大幅な後手。それでも直線だけの競馬で勝ちきるのだから器のデカさは疑いようないが、今回は牡馬が相手でフルゲート。序盤でのロスが致命傷になりかねない。今回は対抗までとした。

 ◎はレッドアンシェル。非凡な瞬発力でデビューから2連勝。前走のもみじSは中団から流れに乗ると、直線半ばで後続を突き放すセンスあふれる走りだった。庄野師は「体が増え(木曜発表で前走比+14キロ)力強さが増したことでストライドが大きくなってきた。“優等生”の走りで展開に注文がつかないのが強み。この相手でも力は通用すると思う」と好勝負を意識する。主戦の福永が落馬負傷で今回はシュミノーとのコンビ。その鞍上は今月始めにJRAデビューを果たすと【28229】で複勝率29%。馬券に絡んだほとんどの馬を人気以上に導いている。土曜阪神メイン・リゲルSも4番人気のサトノラーゼンで2着。ロスのない立ち回りから直線もインを強襲する完璧な立ち回りだった。トレーナーは「積極的なレース運びで折り合いもうまい。頼もしいね」と鞍上の手腕にも期待を寄せる。底を見せぬ走りで一気のG1獲りだ。馬券は馬単・馬連で相手はミスエルテ、クリアザトラック、ダンビュライトを厚めに。サトノアレス、ボンセルヴィーソ、トーホウドミンゴを押さえる。

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2016年12月18日のニュース