【有馬記念1週前追い】シュヴァルグラン自己ベストで友道師満足

[ 2016年12月16日 05:30 ]

アドマイヤキズナ(右)と併せて追い切るシュヴァルグラン
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 シュヴァルグランは現役オープン馬で屈指の“攻め駆けしない”タイプ。ならば、この日の1週前追いは極上というジャッジで間違いないはずだ。双眼鏡越しに動きを見届けた友道師は「1週前なので、併せ馬でしっかりやりました。しまいもしっかり反応していたし、秋2戦のダメージは全くないですね」と満足そうに口を開いた。

 藤岡康(レースは福永)を背にして、CWコースでアドマイヤキズナ(3歳1600万)を5馬身追走。僚馬がテンから行きたがったため、その差は3角で8馬身まで広がった。3〜4角で馬場の中ほどを通って差を詰め、そのまま直線でもジワリと詰め寄る。最後はグイッと伸びて頭差先着。6F79秒5〜1F12秒5の自己ベストをマーク。藤岡康は「アルゼンチン共和国杯の1週前にも乗せてもらいましたが、当時は反応がひと息だった。その点、今回は良かったですね」と出来に合格点を与えた。

 良化途上だったアルゼンチン共和国杯を制し、2戦目のジャパンCが負けて強しの3着。当然、グランプリへの期待は膨らむばかり。「1年前はG1に出られれば…ぐらいに思っていたけど、勝負できるところまで来た。しっかり仕上げていきますよ」と友道師。年末の大一番、完全燃焼で日本一の座を狙う。

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2016年12月16日のニュース