【朝日杯FS】やはり強運の角居厩舎!抽選突破クリアザトラック

[ 2016年12月16日 05:30 ]

白い息を吐きながら、運動へ向かうクリアザトラック
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 どこかで見た…まさにデジャビュだ。1戦1勝のクリアザトラックが抽選を突破。角居厩舎は昨年のリオンディーズが新馬勝ちからこのレースをぶっこ抜いた。昨年は抽選こそなかったが、状況は似る。鞍上も同じミルコ・デムーロ。しかも朝日杯FSは6回騎乗して3回Vの勝率50%。今年も不気味な存在だ。

 新馬戦は2番手につけて折り合った。残り300メートルで先頭へ。ゴール前は持ったまま。それでいて上がりは34秒1。「新馬戦は強かった。2番手でいい脚を使った。余裕のある勝ち方。まだやんちゃなところもあるけど、血統もいいからね」とミルコ。祖母クロカミは京王杯AHと府中牝馬Sで重賞2勝の実績。きょうだいにも弥生賞勝ちカミノタサハラ、レパードSを制したボレアス、プリンシパルS勝ちベルキャニオンがいる良血馬だ。

 この中間もきっちりと乗り込まれた。14日に行われた最終追い切りは芝コースで6F82秒9〜1F12秒8。騎乗した前川助手も「併せ馬だとハミをかむところがあるし、単走でガス抜き程度に流しました。相手は強くなるけど、速い脚を長く使えるし、いいんじゃないかな」と期待を寄せる。

 角居厩舎は12年を除き、G1を04年から毎年勝っている。そんな名門ステーブルに今年はまだG1タイトルがない。阪神JFでは06年は9分の8の抽選をくぐり抜けてウオッカが、07年は12分の6を突破しトールポピーが戴冠。2歳G1では“引きの強さ”も光る。勝てば史上7度目となる「同一調教師&騎手」によるG1連覇。追い風も味方に“最強タッグ”が一発を決める。

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2016年12月16日のニュース