【高木の香港予想】過去10年で3勝…エイシンヒカリ1番枠で逃げる

[ 2016年12月11日 12:00 ]

 香港の現地取材でしきりに耳にしたのが「今年は芝の状態がいい」という話。昨年はめくれた芝も目立っていたらしいが、気候に恵まれた今年は緑の洋芝がビッシリ敷き詰められている。オールウエザーで追い切ったロゴタイプの田中剛師も「(本番前に)硬い馬場でやる必要もないかなと思って」と話していた。まずは速い時計に耐えられる馬を見た方がいい。

 8R・香港カップはエイシンヒカリ。金曜付でも書いたが、いきなり1角があるカップのコース設定。過去10年で3勝の1番枠は絶好だ。先行馬向きの馬場を味方に逃げる。金曜に行われたパドックのスクーリングは各国の報道陣が詰めかけ、プチ本番のような雰囲気に。そこでも一切うるさい面はなく、香港の水は相当合っているようだ。あとはスタートが決まるのを祈るのみ!パンパンの良馬場ならラブリーデイも注意。馬単(1)から(2)(3)(5)(6)(8)へ。

 7R・マイルはサトノアラジン。日本で見慣れたアラジンの追い切りも海外メディアには衝撃だったらしく、共同会見では「あんなに素晴らしい走りをするのか」と池江師を質問攻め。跳びの大きい走法で、希望の外枠もゲット。(12)から。

 5R・スプリントはやはり香港馬から。前哨戦・ジョッキークラブスプリントを制したノットリスニントゥーミーのJ・ムーア師は「ラッキーバブルズの方が強いと思う」と本音をポロリ!?荒れ傾向のレースなので(2)から手広く。

 4R・ヴァーズはハイランドリールの力が抜けていると思うが、ハイペース逃げが信条の☆ビッグオレンジも買い目に。ハナ切望のオレンジ陣営の思惑がかなえば波乱も。馬券は馬連(1)から(2)(3)(4)を中心に。 (高木 翔平)

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2016年12月11日のニュース