【万哲の香港予想】ロゴは高速馬場タイプ マイペースで先行できれば

[ 2016年12月11日 12:00 ]

 JRA海外競馬発売のオッズは日本独自のものとなるため、日本馬が過剰人気になりがち…。モーリス推しのカップは現地香港の購入が得策と思うが、残る3戦はJRA発売がお勧め。

 まず4R・香港ヴァーズ。実績は凱旋門賞2着のハイランドリールが輝いているが、その後に米国に渡り、11月ブリーダーズCを勝ってしまったのが逆に引っ掛かる。前走からの間隔も詰まり、楽なローテーションではない。JRAオッズは買い得の可能性が高い◎ワンフットインヘヴンは、香港からバンバン原稿を送っている高木記者によると「平たんで軽い芝が得意」とのこと。出遅れた2走前の凱旋門賞(6着)も無抵抗では終わらず、その後ひと叩きして約2カ月の適度な間隔。ちなみに母プライドは香港カップ05年2着、06年優勝とコース相性抜群だった。血統的にも、初の香港参戦はプラスの可能性が大。(7)から。

 5R・香港スプリントは香港馬の◎ノットリスニントゥーミー。レーティング的には4番手だが、前哨戦・香港ジョッキーCスプリントを勝った勢いを重視したい。昨年の香港スプリント3着に好走。コンビ継続のボウマンの手腕も魅力的。(4)から。

 7R・香港マイルは◎ロゴタイプを熱烈応援。田中剛師が自ら手綱を取り、真剣な表情で調教する現地香港からの報道には心が熱くなった。天皇賞・秋(5着)は指揮官が「一瞬勝った…」と思ったほど見せ場十分だった。3歳の皐月賞はコースレコードで制したタイムアタッカー。報道で伝えられている通りに高速馬場なら、ロゴにはピッタリだ。内寄り2番ゲートを引き当て、マイペースで先行できれば、G1通算4勝目の大仕事も夢ではない。(3)から。 (小田 哲也)

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2016年12月11日のニュース