【香港C】スミヨンも好感触!「一戦必勝」ステファノス初戴冠へ

[ 2016年12月11日 05:30 ]

クリストフ・スミヨン騎手を背に最終調整に臨むステファノス
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 臨戦態勢はキッチリ整った。ステファノスは木曜に追い切りを終え、金曜はパドックのスクーリングとゲート練習。そして土曜朝、最終調整で最後のピースが埋まった。金曜に香港入りしたスミヨンが騎乗してオールウエザーへ。柔らかい身のこなしで周回した。スミヨンは初コンタクトで好感触をつかんだようだ。

 「またがった感じが良かったし、とてもスムーズな動きだった」

 昨年と同じく今季も毎日王冠で始動して3戦目で香港へ。目標としていた天皇賞・秋は昨年2着、今年も3着とG1に手が届かなかったが何ら悲観する必要のない敗戦。改めて能力を示した。年を重ね、心身両面でグンと成長。5歳秋を迎え、充実ムードが漂っている。藤原英師は「今までになく一番、仕上がっている。スミヨンもそのあたりを感じてくれたんじゃないかな。手が合うと思う」と鞍上にバトンを託した。

 01年開業の藤原英厩舎は「一戦必勝」をスローガンに掲げ、毎年コンスタントに勝ち星を積み重ねている。これまでサクセスブロッケンやエイシンフラッシュ、ストレイトガールなどでG1・8勝。国内戦だけでなく、チャンスがあればシンガポールやドバイ、香港と国境を越え、海外G1にも積極的に参戦してきた。この馬自身、昨年のクイーンエリザベス2世カップ2着、香港カップ10着に続く3度目の香港遠征。厩舎にとって海外G1・11戦目で初勝利へ。その期待を背負って決戦の舞台に立つ。

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2016年12月11日のニュース