【細原・騎手で獲る 特別編】11日中京12R 決め手鋭いワンアフターが直線一気

[ 2016年12月11日 08:00 ]

 先週の中京はレコードが飛び出す高速馬場。土日ともに先行して内を立ち回った馬は、直線もそう簡単には止まらなかった。ところが今週の土曜4鞍を見ると、馬券に絡んだ12頭中8頭は差し・追い込みでの決着。驚いたのは上がり3Fのタイムで勝ち馬を含め馬券に絡んだ馬たちは、軒並み35秒台と時計を要していたこと。わずか1週間でここまで馬場が豹変するとは…。でもそれが今の中京コース。日曜は素直に差し馬から入る。

 中京12Rはワンアフター◎。芝9Fだった新馬戦(11着)は後方のまま見せ場を作れなかったが、馬体を立て直して距離を短縮した前走は後方から直線一気の末脚でV。デビュー2戦目でガラリ一変した。小柄だが力感あふれるフットワークで坂のある舞台で切れ味が倍増。ここ昇級戦だが、決め手は十分に通用するレベルだ。西村師は「馬体の成長は感じるし、稽古の動きも良かった。久々だけど仕上がりはいい」と手応えをにじませていた。再度同じ舞台で突き抜ける。相手はリヴィエール、トーセンクリス、ペガサスボスが本線。ショウナンタイザン、ユキノカトレア、クールゼファーを押さえる。

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2016年12月11日のニュース