【香港マイル】エイブルフレンド マイルの鬼復活へ上々の始動戦

[ 2016年12月7日 05:30 ]

モーリス不在の今年は実績最上位のエイブルフレンド
Photo By ゲッティ=共同

 【世界のライバル】信じられない光景だった昨年の香港マイル。この日もエイブルフレンドは、断然の1番人気に推されていた。勝負の直線は内モーリスとバチバチの併せ馬。鋭い加速でいったんはライバルの先に出たが、日本のマイル王がさらに伸び返す。地元ファンの激烈な声援もむなしく、3着に終わった“香港の英雄”。その姿に現地の実況席も静まり返るしかなかった。その後に右前肢の屈腱炎を発症し、生まれ故郷のオーストラリアで長期療養に。G1・3勝で年度代表馬にも輝いた充実の15年の最後には、大きな落とし穴が待っていた。

 本格化を迎えたのは5歳秋だった。G1を中心に破竹の6連勝(5戦がマイル)を挙げ、14年の香港マイルは4馬身半差の圧勝で国際G1初制覇。短距離路線ではワールドクラスの存在感を示し続けてきたが、マイルの舞台で輝くその可能性の大きさに香港のファンは酔いしれた。

 約1年ぶりの実戦となった11月のジョッキークラブスプリント(G2)。長期休み明けでも、最後はしっかり脚を使って4着を確保した。香港スプリントに出走する短距離のエキスパートたちを相手にした内容なら始動戦として上々。今年“唯一の大目標”を前に格好をつけた。モーリス不在(香港Cに出走)の今年は、実績では間違いなく最上位。全ての重賞Vが香港のため、その強さを生で見た日本のファンは少ないかもしれないが、直前情報から勝負気配をしっかりチェックしたいところだ。

 ◆エイブルフレンド 父シャマーダル 母ポンテピッコロ(母の父フォルクスラート) 香港・ムーア厩舎所属。09年オーストラリア産で、12年に同国でデビューし2戦1勝で香港に移籍。通算23戦13勝。G1は14年香港マイル、15年スチュワーズC、クイーンズシルヴァージュビリーC、チャンピオンズマイルで4勝。G1制覇は全てモレイラとのコンビで達成している。

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