南関東4場全てで勝利!日々存在感増す“勉強家”藤井勘一郎

[ 2016年12月2日 05:30 ]

藤井勘一郎騎手
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 【地方競馬です!!】南関で3カ月間、期間限定騎乗中(17年1月13日まで)の藤井勘一郎騎手(32=大井・荒山)。先週の浦和で南関4場全てのコースで騎乗した。10月28日の大井で南関初勝利を挙げた際に設定した目標「4場全てで勝利」も達成。各場で順調に勝利を積み重ね、南関での存在感も日々増している。

 「昔、ジョッキーとは世界のパスポートを持っているようなものだと言われたことがある」と藤井騎手。武豊騎手や海外のトップジョッキーがステッキ一本で世界を渡り歩く。そんな背中に憧れを抱き、また自分もそうなりたいと思っていた。オーストラリアでデビュー後、シンガポール、マレーシア、韓国、日本で騎乗。「馬の本質を引き出せる、いい騎手になりたい」。一本、筋の通った目標を追い求めてきた。

 「コースや騎乗馬について日々凄く考えている。勉強や準備にはしっかり時間を割いているつもり」。取材で接していても、とても勉強家だという印象を受けた。「南関で乗って、自分のこれまでの価値観になかったものも生まれた。まだ自分は成長過程だと思った」。いろいろなことを吸収し、残り1カ月半の期間でもさらに進化していくのだろう。そんな藤井騎手の騎乗に今後も注目だ。(秋田 麻由子)

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2016年12月2日のニュース