【ジャパンＣ】スティール　秋天で手応え！しかも鞍上は頼れるムーア

リアルスティールは悲願の国内G１制覇を目指す
Photo By スポニチ

　リアルスティールはぶっつけで臨んだ前走の天皇賞・秋で２着。後方から上がり３Ｆメンバー最速タイの末脚を繰り出し、安田記念１１着の大敗を払しょくする復活の走りを見せた。この中間もドバイターフ、天皇賞・秋と同じ調整パターン。１週前のＣＷコース（６Ｆ８０秒２～１Ｆ１２秒２）で負荷を掛け、最終追いは軽めを予定している。柿崎助手が中間の気配を話す。

　「稽古の動きも良く、予定通りにきています。前走は装鞍所から暴れてイレ込みが激しかった。不安でしたが最後はいい脚を使ってくれた。皐月賞、菊花賞は悔しい２着でしたが、今回の２着はホッとしましたね」

　昨年のクラシックは無冠に終わったが、３月のドバイターフで海外Ｇ１を制しスターホースの仲間入り。矢作師が「前走は８０％ぐらいの状態。今回は勝ち負けを意識できる」と話すように、悲願の国内Ｇ１制覇に向け出来は最高潮にある。

　今回はそのドバイでコンビを組んだムーアの手綱。鞍上は１３年ジャパンＣをジェンティルドンナでＶ。昨年も７番人気のラストインパクトを２着に導いた。名手を背に府中の直線で自慢の末脚がうなりを上げる。