【マイルCS】3着死守ネオリアリズム 一騎打ちに持ち込んだが…

[ 2016年11月21日 05:30 ]

 初めてのG1舞台で大健闘の3着。しかし検量室に引き揚げて来たネオリアリズム騎乗のムーアには、落胆の表情が浮かんでいた。

 勢いよく飛び出したミッキーアイルの背中を追い、果敢に2番手。“ライバルはこの馬だ”とばかりに徹底マークに持ち込んだ。道中リズム良く追走し直線に入ると、2頭で後続を引き離し“一騎打ち”の様相。だが、両者が馬体を併せてからがあまりにも激しすぎた。騎乗停止処分を受けた浜中のラフプレーで再三外にはじき飛ばされる格好。リズムを崩し、3着を死守するのが精いっぱいだった。

 百戦錬磨を誇り、冷静さで知られる名手も気持ちを静めるまでに時間がかかった。「決してマイラーではないが、最後まで馬は頑張ってくれた」と絞り出すように言葉を発した。実力は示したがあらがい難い3着に後味の悪さが残った。

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2016年11月21日のニュース