【ジャパンC1週前追い】スティール“鬼に金棒”ムーアとコンビ再結成だ

[ 2016年11月18日 05:30 ]

僚馬のピッツバーグ(左)と足並みを揃えて追い切るリアルスティール

 天皇賞・秋2着のリアルスティールが、ムーアとのコンビでジャパンC(27日、東京)に臨むことが決まった。矢作師が17日、発表した。同日に行われた1週前追い切りではしっかり負荷をかけられ、上々の動きを披露。今春のドバイターフでG1初制覇に導いた最強の相棒を得て、国内G1初制覇に挑む。

 矢作師は「前走で2000メートルの折り合いを見て、2400メートルでも大丈夫と考えた。400メートルを埋める作業をライアンはしてくれるでしょう。出走を決めたピースの一つはそこ」と説明した。折り合い面から今春は1600~1800メートルに起用。天皇賞・秋の後は2000メートルの香港Cも選択肢だったが、ムーアを確保できたことがJC出走の決め手となった。ドバイターフでは外枠の不利を感じさせない見事な手綱さばきでVにエスコート。その手腕への信頼度は絶大だ。

 1週前追い切りはCWコースで6F80秒2~1F12秒2。リラックスした走りから直線は先行したピッツバーグ(3歳500万)の外に併せていっぱいに追われ、併入した。安田記念以来の休み明けだった天皇賞・秋を使われて状態は着実に良化。師は「今日はしっかりと負荷をかけるのが目的。何の問題もないですね。前走が自分の採点では80~85点くらいの出来。今回は間違いなく上がっています」と手応えを示した。3歳3冠は惜敗続きだっただけに、国内G1の勲章は是が非でも欲しいところ。指揮官は「勝ちを意識して使いたい」と力強く話した。

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