南関とも縁深い米サンタアニタ競馬場に馬づくりのヒントを見た!

[ 2016年11月11日 05:30 ]

米西海岸のサンタアニタ競馬場

 【地方競馬です!!】5日、米サンタアニタ競馬場でブリーダーズC(BC)を観戦。同場と東京シティ競馬は95年に友好交流提携を結び、毎年3月にサンタアニタで「Tokyo City Cup」が、7月に大井で「サンタアニタT」が行われている。南関と縁が深い競馬場だ。

 正門をくぐるとすぐ、厩舎から装鞍所に向かうための馬道があり、BCデーでにぎわう場内を出走馬が横切る。向正面にサンガブリエル山脈が広がる美しいコースは内が芝で外がダート。ダートは砂ではなく土と言っていい。ダートは1周1600メートル。最後の直線は300メートル弱と大井より短い。坂路などなく、朝の調教風景は大井とほとんど変わらないものだった。ここで今年のBCクラシック馬・アロゲートは鍛えられた。「馬場にいる時間は米国の方が短く、飼料も大きくは変わらないが、そこで世界のトップホースが生まれている。違いと言えば速い時計を出す回数が多く、ハードに攻めている印象だった」。09年に同場で研修した渡辺和師は分析する。

 南関にも「海外に挑戦したい」と話す調教師が増えた。海の向こうの、しかし大井とよく似たこの競馬場には、多くの馬づくりのヒントが詰まっている。(秋田 麻由子)

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2016年11月11日のニュース