【エ女王杯】3歳パール 圧巻ストライド!楽に5F70秒7~11秒6

[ 2016年11月10日 05:30 ]

芝コース、パールコード(手前)は併せ馬で追い切られ軽快な動きを見せる

 フレッシュな3歳馬が芝コースで躍動した。秋華賞2着から挑むパールコードは、川田を背にイレイション(4歳500万)を2馬身追走からスタート。4コーナーで外へ進路を取り、直線半ばで楽な手応えのまま僚馬に並び掛ける。いっぱいに追われるパートナーとは対照的に、鞍上はごく軽く手綱を促すだけ。それでも、500キロ超の馬体をダイナミックに広げながら5F70秒7~1F11秒6でゴールを通過した。

 パートナーに騎乗して間近で気配を確認した中内田師は「1週前(CWコース、7F93秒8)は速くなってしまったが、今週はちょうどいい時計。ストライドを大きく使えるのが、この子のいいところ」と満足そうな表情。当初はCWコースの予定だったが、前日からの雨による馬場状態悪化を考慮して芝コースに変更。しかし、これは秋華賞時と全く同じパターンで、何の問題もない。

 過去10年で【5・4・3・41】と連対率トップを誇る3歳馬。秋華賞で一瞬先頭に立って見せ場たっぷりの2着と健闘したパールは、ここでも十分に主役を張れる存在。また、今年の牝馬3冠は全て異なる馬が優勝したが、その3頭ともエリザベス女王杯には出走しない。「初の古馬との対戦、G1馬もいますから、あくまでも挑戦者の立場。それでもこの世代では上のクラスの馬。3歳代表として頑張ってもらいたい」とトレーナー。意地とプライドを持って、大一番に臨む。

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2016年11月10日のニュース