元JRA騎手の常石氏らがトークショー 障がい者馬術の奥深さ熱弁

[ 2016年11月4日 05:30 ]

イベントに参加した福永祐一騎手(左から2人目)、常石勝義元騎手(同8人目)ら

 20年東京五輪・パラリンピックの馬術競技会場に選定されたJRA馬事公苑で3日、改修工事に伴う閉園前最後のイベントが行われた。馬のセカンドキャリアを考える「サンクスホースプロジェクト」のトークショーには発起人の角居師に二ノ宮師、今年のリオパラリンピック馬術日本代表の宮路満英(59)や、同競技選手で元JRA騎手の常石勝義(39、)、高嶋活士(23)、現役騎手の福永、北村宏、杉原、石川が参加した。

 福永と同期の常石はレース中のケガで07年に騎手を引退。現在は馬術競技で東京パラリンピックを目指している。常石は「大好きだった競馬の世界を引退しても、馬に携われるのはうれしい。障がい者馬術は馬を歩かせるスピードに気を付けたり競馬とは違った難しさがある」と話した。福永は「こうした違う世界での活躍は励みになる。これからも馬、人のセカンドキャリアのあり方を考えていきたい」とエールを送っていた。

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