【天皇賞・秋】ロゴタイプ“闘魂注入”で絶好調!!

[ 2016年10月27日 05:30 ]

ウッドチップコースで追い切るロゴタイプ
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 【G1ドキュメント=26日】記者会見場に“燃える闘魂”ツヨシ節が響き渡った。「追い切りで闘魂注入しました。ウイークポイントも解消。ロゴタイプの馬券をたくさん買ってください」。頬を緩めて威勢のいいコメントを並べる田中剛師だが、目は笑っていない。「弱点だった背腰の緩さが取れているんです。(優勝した)安田記念の状態に戻っている」。連日、調教に師自ら騎乗、この日も追い切り前後に約1時間またがった。体調を見極めたうえで安田記念以来の闘魂注入だ。

 Wコースでの単走追い。鞍上・田辺は指示通りに直線で気合をつけた。ゴール後にもうひと追い。闘魂注入の手綱に応えて黒鹿毛が躍る。鞍下には天皇賞・秋専用の青い調教ゼッケン。このゼッケンは51番から馬名の五十音順に定められているが、ロゴはくしくも65。勝利を暗示するかのようなG1ゼッケンを揺らしながらラスト1F12秒9で駆け抜けた。「もともと休み明けを使って上向くタイプ。毎日王冠(8着)を使ってシャキッとした。息の入りも良くなった。6歳の年齢らしからぬ体と動きです」。田辺も満足顔で引き揚げてきた。

 秋初戦・毎日王冠はゲートのタイミングが合わずに立ち遅れた。そこで、この日の追い切り後には再び田中剛師が騎乗して発馬機へ。「全く問題なかった。もともとゲートは速いから前々に付けて直線先頭で押し切る競馬をしたい」と同師。田辺も「エイシンヒカリやクラレントもいるが、いい位置を取って距離ロスなく進みたい。そのためには枠順が重要になる」と言う。安田記念(6番枠)のように内寄りを引き当てれば…。長老記者・梅崎もその気にさせる闘魂注入だ。

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