【熊本記念】“地元”中川がG3通算3勝目、代替久留米開催制す

[ 2016年10月23日 18:14 ]

火の国杯争奪戦で優勝し、仲間に胴上げされる中川
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 競輪の熊本開設66周年記念の火の国杯争奪戦(G3)最終日は23日、福岡県の久留米競輪場で決勝(2025メートル、5周)が行われ、リオデジャネイロ五輪代表で熊本県出身の中川誠一郎が3分0秒9(上がり11秒4)で勝ち、2009年11月の松阪記念以来、通算3度目のG3優勝をマークした。

 今回は熊本競輪場が4月の地震の影響で使用できないための借り上げ開催。残り1周半から早坂秀悟(宮城)永沢剛(青森)の北日本勢が先行し脇本雄太(福井)は後方に。3番手を取り切った中川は最終3コーナーすぎからまくりを打ち、直線も勢いよく伸びて突き抜けた。追走した井上昌己(長崎)が2着、逃げた早坂が3着に粘った。

 払戻金は車連単が(1)―(8)で660円、3連単が(1)―(8)―(9)で8980円だった。

 ▼中川誠一郎の話 もう最高。相手が強いので前の方にいないと勝負にならないと思っていた。3番手の位置が取れて落ち着けた。熊本は大変でまだまだ復興の途中。地元に戻って走れるまで選手一丸となって頑張りたい。

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