【菊花賞】長浜師ラストクラシック…フォルテが強く奏でた12秒0

[ 2016年10月21日 05:30 ]

ロイヤルパンプ(奥)をかわすアグネスフォルテ
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 ゴーサインに反応して直線、鋭く伸びてきた。アグネスフォルテは坂本助手を背に坂路を駆け上がってから追い切りの手綱を松山にバトンタッチ。ハロー(馬場整地)明けのCWコースでロイヤルパンプ(4歳1000万)を2馬身追走でスタート。道中はしっかり折り合ってスムーズに加速。しまい重点で6F84秒3~1F12秒0を刻み、2馬身先着で駆け抜けた。松山は稽古の感触を伝えると同時に実戦に向けてのイメージを膨らませている。

 「道中は馬の後ろで我慢して直線で外へ。しまいはしっかり伸びてくれました。休み明けを使って気持ちが入ってきたので折り合いが鍵になりそうです」

 桜花賞馬アグネスフローラやダービー馬アグネスフライト、皐月賞馬アグネスタキオンなどJRA・G1ホース7頭を出した名門・長浜厩舎は師の定年引退に伴い、来年2月末で解散となる。ラスト・クラシックで10年ビッグウィークに続く菊制覇なら劇的。坂本助手は「どの馬もそうだと思うけど前走(神戸新聞杯7着)は休み明けで根っきり葉っきり(いっぱい)、やってはいなかった。使った上積みに期待したい」と叩き2走目の力走を思い描いている。

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2016年10月21日のニュース