95年オークスなどG1・2勝ダンスパートナー死す…24歳、蹄葉炎

[ 2016年10月16日 05:30 ]

96年のエリザベス女王杯、1歳上のヒシアマゾン(7着降着)との激しい追い比べを制したダンスパートナー
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 95年オークス、96年エリザベス女王杯を制したダンスパートナーが14日、けい養先の北海道千歳市・社台ファームで蹄葉炎(ていようえん)のために死んだ。24歳だった。

 同馬は名種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒で、全弟がダンスインザダーク、全妹がダンスインザムードという良血。95年に栗東・白井厩舎からデビューして、桜花賞2着から挑んだオークスでG1初制覇。秋にはフランス遠征しヴェルメイユ賞6着、次戦では果敢に牡馬に挑戦し菊花賞5着。翌年のエリザベス女王杯で2つ目のG1タイトルを獲得した。

 現役引退後は社台ファームで繁殖入り。12年中山記念など重賞2勝を挙げたフェデラリスト(父エンパイアメーカー)を出すなど、その血をつないでいる。他に重賞は96年京阪杯を制しており、通算成績25戦4勝。総獲得賞金6億527万4000円。秋華賞に出走するカイザーバルはめいに当たる。

 ▼社台ファーム・池田充場長 オークスを勝ったことはもちろんですが、ヴェルメイユ賞で敗れはしたものの1番人気に推されたことが、驚きと共にとてもうれしかったことを覚えています。母としてもフェデラリストを出すなど、20歳を超えるまでよく頑張ってくれました。この血統をこれからも大切に育てていきたいと思います。

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2016年10月16日のニュース