【秋華賞】最軽量クロコスミア ド根性で本番も「アッと言わせる」

[ 2016年10月14日 05:30 ]

坂路を力強いフットワークで駆け上がるクロコスミア
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 ローズS2着から逆転を目指すクロコスミアも坂路単走。派手な時計は必要なし、と言わんばかりに力強いフットワークで駆け上がった。

 派手な時計は一切必要ない。小兵クロコスミアの最終追いは坂路単走。調教開始から3時間以上たち、見た目にもモコモコとした馬場だったが、意に介することなく力強いフットワークで駆け上がった。軽く気合をつけられる程度だったため、時計はいかにも地味な4F56秒3~1F13秒2。それでも西浦師は納得の笑みを浮かべた。

 「今日は調整程度。先週併せ馬でやっているし、下が悪いから無理をしたくなかったんで。とはいえ、動きは良かった。時計うんぬんじゃなくて、はじける感じがありましたから」

 出走18頭の前走馬体重を比較すれば、414キロはヴィブロスと並んで最軽量。それを考慮して1週前までに体をつくり、心身両面での疲れを残さないよう、当週はごく軽めの調整とした。もちろん、出来は文句なし。「カイバもよく食べているし、前走を使って良くなっている。この秋は凄く状態がいいね」と力強い。

 11番人気ながら、オークス馬シンハライトから鼻差の2着に逃げ粘ったローズSをフロック視する向きもあるだろう。展開、そして道悪に助けられたことは確か。西浦師も「正直、権利を獲れれば…ぐらいに思っていた」と、想像以上の走りだったことを認める。ただ、今は違う。ひと夏を越して、春とは見違えるようにたくましくなった愛馬を、G1に手が届く器だと信じている。

 「精神的に凄く大人になったし、それに伴って体も成長してきた。そういったところがプラス体重につながっているんでしょう。小さいけれど、とにかく勝負根性が素晴らしい馬。ローズSみたいに、アッと言わせる競馬がしたいね」

 逃げて良し、差して良し。変幻自在のステイゴールド産駒が高配の使者になるか。

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