【秋華賞】巨体ジュエラー豪快な伸び脚!ポリトラックで5F62秒2

[ 2016年10月13日 05:30 ]

併せ馬のクルークハイト(右)を捉えるジュエラー
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 骨折明けのローズSで11着に大敗したジュエラーは一変を告げる豪快な伸び脚。桜花賞に続く牝馬2冠獲りへ前進した。

 これぞ桜花賞馬。牝馬2冠を狙うジュエラーが、最終追いでクラシックホースの看板に恥じない迫力の動きを披露した。栗東ポリトラックコースでクルークハイト(2歳未勝利)を4馬身先行させてスタート。3~4角で一気に差を詰め、直線入り口で内に馬体を併せた。鞍上が手綱を押し込むと、500キロの巨体をグッと収縮させて反応。外で必死に抵抗するパートナーを尻目に、最後は2馬身突き放してゴール。その姿は、まさに獲物を射抜いた弾丸だった。

 「動きは良かったね。上がりも相当速いと思う」。満足そうに愛馬を出迎えた藤岡師。計時タイムは5F62秒2~3F35秒2~1F11秒2。前回のローズSの最終追いが同じコース、同じパートナーで64秒8~36秒8~11秒2。ラスト1Fこそ同じだが、道中のラップは今回の方が速い。前哨戦を叩いての上積みは明らか。指揮官は「何よりムキにならず、スムーズな追い切りだった。前回は前の馬に追い付くまでにハミをかんでいたし、レースでもそういう面を見せた。1回使って気持ちの面でも落ち着きが出た」と評価した。

 ローズSは見せ場すらない11着惨敗も、師は「敗因は分かっている。(骨折明けで)調整に時間が足りず、中身が伴っていなかった」と振り返る。牝馬は食が細く、体重維持に苦労するケースも多いが、ジュエラーにその心配は無用。「カイバをしっかり食べるから、その分、しっかり仕上げられる」と、強い負荷に耐える体力と食欲も大きな武器。火曜全休の変則日程で、木曜追いを選択する陣営がほとんどの中、「レースまでのリズムを、これまでと変えたくなかった」と、あえて水曜追いにこだわったのも勝負への執念だ。

 宿敵シンハライトは戦線離脱したが、主役不在とは言わせない。本来の姿を取り戻したジュエラーが、桜花賞馬のプライドを見せつける。

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